更新者 専務

2003年1月21日(火)

                  

いよいよ制限時間いっぱいです

 昨日は自動車NOx・PM法の実施に向けて特定地域内での説明会がございました。姫路市役所の会場は満席で、この法律がいかに厳しいものかがわかりました。姫路市や太子町に使用の本拠をおく事業所のトラック・バスが登録出来なくなるどころか、それ以外の地域からも乗り入れを規制するというのだ。たとえば弊社のバスで姫路城へ行くのなら、姫新線の本龍野駅まで行き、その後はJRでということになる。トラック物流輸送も同じこと。例外として高速道路での通過なら走行を認めるのだ。関所を新たに作るのか、毎日検問をするのか、国土交通省・環境省と公安委員会・警察とはどのような連携になっているのか。中小零細業者への代替措置などあるのかなど問題は山積のまま、法律だけ一部スタートしている。勿論皆様個人のディーゼル乗用車も来年秋から車検を受験できない使用過程中の車が一挙に増える。燃料の軽油の低硫黄の製造能力も大変後れている。説明会は1時間程度だったが、後の質疑応答に県の職員もあわただしかった。しかしこの乗り入れ規制は本当に厳しいものだ。今まで自動車の製造メーカーにも石油の精製メーカーにも何の指導もしてこなかった国に、一番罪があると思われる。地域により不公平が生じる法律を施行しようとしているのだから。国民の平等の権利がなくなるではないのか。汚れた空気の中で生活をしている国民の権利もあるのだぞ、とお叱りを受けそうだが、経済を支えてきたバスやトラック、たとえば公営の路線バスをすべて天然ガスや新型車両に替えるとすると、市民の税金がとんでもなく投入されるであろう。またその地域以外の公営バスはその予算はゼロなのだから、市民の負担にも大きな違いが出てくるのだ。
さて施行はまったなし、制限時間いっぱい、両者にらみ合っています。負けたら引退を覚悟しています大一番。頑張れ、トラック丸。
兵庫県環境局・環境情報センター

今日の栂池

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これは会社とは関係が無く、私個人として毎日毎日ほざいています。
          

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