更新者 専務
2003年1月28日(火) |
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原子力のおかげと陰、影、カゲ |
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福井県敦賀市にある「もんじゅ」の設置が「無効」だという、日本で初めての住民側の完全勝訴がきのう名古屋高裁で出た。これは大変な判断ですよ。これまでの原子力核行政を根底から検討しなおさないとあかんで、という判断です。つい先日も、あの岡山の人形峠で、核燃料容器からウランが漏れたなんて事故がございましたが。とにかく国はこれまで秘密主義で、国民に本当のことを知らせようとしなかった。そして各施設のまわりの行政と住民には、めっちゃ甘い飴玉をばらまき、ものを言えない様にしてきた。やっとのこと「安全審査に疑問あり」の裁判所の判断、ホント遅すぎるんですな。 私らは、電気をはじめ原子力には大してお世話になってきているとは思う。しかし、その脅威たるやまったく闇の中なのだ。先日私は米の映画「K-19」を見てきた。ハリソン・フォード主演の、旧ソ連の原潜の事故、実話にも基づき大変リアルに写していました。キューバ沖で潜水艦の中で核燃料漏れ、いったい誰がその漏れを修復するのか。勿論搭乗員は、行くことは死を意味することぐらい知っている。それでも漏れをとめなければ全員死ぬのだ。1人数分、そしてまたひとり、帰ってきた搭乗員の変わりばえには目を覆った。それでもまたひとり、そうしてなんとか原潜は、被爆はしたものの最悪の事態を回避できた。 実は核燃料とは、こんな表と裏があるのです。学術的にはまったく解かってはいない私ですが、あの映画は一度核燃料サイクル開発機構のお役人に見てもらわんといかんな。 核燃料サイクル開発機構(動燃) 今日の栂池 皆様のご意見をお待ちしております。 これは会社とは関係が無く、私個人として毎日毎日ほざいています。 |
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