2003年5月4日(日) |
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イラク戦争と自動車業界 |
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米国が世界の反対を押し切ってイラクと戦争をしたのは石油の覇権を米が独占したいからという構図は誰にでもおわかりの事実なのだ。これまで米国はカリフォルニア規制などに見られるように、自動車の排ガスの規制また、メーカーには製造の数%は超低排出ガス・超低燃費車の製造までも義務づけられている。石油を節約しようという風潮が全米あげて高まっていたのだ。これがだ、イラク戦争が短気に終結し、奴隷状態のイラクの石油覇権を米国が握れば、とんでもない石油覇権国にのし上がるのだ。そうなれば何も節約しなくても、京都議定書も批准していないのだから、今まで通り石油を使おうや、ってことになりはしまいか。となれば世界が低公害車や環境性能エンジン搭載車の開発に余念がないのに、巨大自動車大国アメリカは、なんと1世紀前に逆戻りなのだ。 日本は戦後復興当時、原油が手に入りにくかった。昭和21年頃から各地で路面電車や路線バスが走り出した。原油が手に入らないので自動車メーカーは路線バスまで電気バスを走らせていたのだ。姫路市史にもちゃんと紹介されている。関東では1充電200qも走るEVタクシーが走っていたのだ。それが昭和25年朝鮮戦争が勃発し米軍が日本に駐留し戦争に参戦したものだから統制が解けて石油がどんどん日本に入るようになった。そんなことで日本のメーカーはEV車の開発を止めてしまった過去がある。石油が手にはいるようになったから開発を止めようか、なんて自動車メーカーのエゴとしか思えない。儲かる物だけ、環境のことなど表看板をぶら下げているだけ。すでに引退されたクライスラーの元最高執行責任者のアイアコッカ氏はこんなようなコメントを言われた。「私は事業経営には成功したが、地球というすばらしい環境を取り壊したのではないのか。私の余生は無公害車であるEV車の開発を支援していきたい」と。こんな日本の経営者はおらんやろな、トヨタや今の本田なんて全然期待できないし。唯一おもろい存在は、日産のゴーンのおっさんかもしれない。 こんど佐用町に来るでんき自動車、日産ハイパーミニをお貸しします。どんどんイベントにご利用下さい。基本的には無料です。5月は自転車の月間、6月は環境月間です。 皆様のご意見をお待ちしております。 これは会社とは関係が無く、私個人として毎日毎日ほざいています。 |
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