2003年5月8日(木) |
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理想と現実の狭間の苦悩 |
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今朝のある新聞によると、国土交通省は現在使用中のディーゼルトラックに、新しい排気ガス検査の導入を検討していると公表した。現在の車検制度での排気ガス検査では、アイドリング時と高回転でのスモーク試験でしか無い。当然積載時の排ガスが問題なのだが、これが測定できていないのが現実だ。国は全国の数カ所の独立法人の検査場に「シャーシーダイナモメーター」を導入し、2年後をメドに新検査基準を模索するそうだ。 そういえば経済産業省の動向も気になる。天然ガス車だ燃料電池車だと世間が騒いでいるが、実際のところ大型バスやトラックはディーゼルに代わる新エネルギーは現在のところ考えられないのが現実だ。天然ガストラックでも現在のところは6トンクラスが最大で、大型の発売までは時間とコストがかかりすぎる。石油業界も4月から低硫黄の軽油の発売に踏み切った。またさらに05年にはさらにその低硫黄軽油の2分の1以下の超低硫黄の環境軽油の発売も宣言した。あのDPFというしろものは、この低硫黄軽油を使用すると効果が大だそうだ。ならば現在使用中の大型ディーゼルトラック・バスは、超低硫黄軽油とDPFの装着と、検査方法の改善とアイドリングストップを徹底することで、「ちょっとの間はディーゼルでええかな」ってもくろみではないのかと推測が出来る。理想と現実の狭間、お役人もご苦労なこっちゃで。 こんど佐用町に来るでんき自動車、日産ハイパーミニをお貸しします。どんどんイベントにご利用下さい。基本的には無料です。5月は自転車の月間、6月は環境月間です。 皆様のご意見をお待ちしております。 これは会社とは関係が無く、私個人として毎日毎日ほざいています。 |
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