○今日の一言○

更新者 専務

2003年12月23日(祝)

ケータイを持った猿たちの行方 

 昨日頼んでおいた本が届いた、「ケータイを持った猿」という本だ。まだ読んでいないが大体こんなところだと思う。携帯電話が登場してからの社会変化、子供たちの会話が出来ない症候群など、人間らしさが欠落していく風情をこんなタイトルにされたのだろう。くしくも来年は申歳、その年に卒業する子供たちの就職は厳しい。先日の報道では、北海道などは20%前後しか就職が決まっていないそうだ。かわいそうな現実ではある。
しかし、実は子供をそんなふうにしたのには奥深い何かが潜んでいるような気がする。先日自動車学校に通っている知り合い(免許取り消しで再挑戦)がこんな事を話してくれた。今教習所は子供たちで一杯だそうだ。どうせ就職も決まらないし自動車学校だけでも行っておくかってな感じであふれかえっている。あるれかえっているのにはもう一つ理由がある。就職活動しなくていい分自動車学校によく通うからどんどんと段階が上がりすぐ仮免許となる。そして試験、たがこの試験が出来ないと言うのだ。実技ではなくて学科試験が合格しない。中には7回も8回も失敗している者もざらだとか。知人に理由を聞いてみると、何と試験の問題が読めない、足し算引き算が出来ないのだそうだ。高校3年生でどないするんやとビックリしてしまう。しかしそれが今の日本の高校生の実態なんだと。これじゃ不景気とかの問題じゃなく、何処へも行けないアホ馬鹿学生やないか。そいつらがケータイ片手に鞄も持たず、茶髪に染めた頭で、耳にピアスをしている。私だって思う「猿以下やな」と。差別用語ではない、自分たちは社会へ出て働く能力や礼儀や常識が無いってことがまったく本人に分かっていないのだ。こんな日本の子供たちの現実、北のどこかの国と一緒、いやそれ以下なのだ。彼らが出来ちゃった結婚して子供が出来る。おそろしい世界が想像できはしまいか、えらい時代ですぞ。



12月23日 陛下の70歳古希をお迎えになられましたことお喜び申し上げます。
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