更新者 専務

2002年3月26日(火)

苦肉の策
 牛肉のお話ではございません。雪印乳業はこのたび売上減少の歯止めに苦肉の策を発表した。毎日牛乳の宅配契約をしている世帯の家族が骨折をしたら、3万円のお見舞金を支給するサービスを開始するそうだ。内容はよく分かりませんが、誰が飲んでいるのかわからないのに、おもしろいサービスだと思いませんか。
私共の業界でも似たようなサービスは以前からございます。たとえば皆さんのお車の車検整備を担当させていただくとします。乗用車なら2年間の車検期間が延長されます。それを示すステッカーがフロンとガラスの中央上部部分に貼ってあります。そのガラスの左上に「ダイヤルステッカー」なるものが貼ってございます。これは整備保証の証明と保険を組み合わせ整備後の6ヶ月間に事故に遭遇されれば、死亡や傷害の見舞金を支払うというものです。
弊社も数年前、この保険を検討するのに1年間の車検整備後のお車の追跡調査をしました。調査がエエかげんなのか、事故に遭遇されたお車は見つかりませんでした。弊社の入庫されるお車に保険をかける経費と手間を考えたら、あまり利用しないだろうと契約はしてございません。今はとんでもない「苦肉の策」が色々と登場しております。価格破壊から社員の労働環境破壊まで、その手法はさまざまです。消費者を取り戻すための手法とはいえ、最後にはお客様のわがままを助長し、言いたい放題の環境を作っている原因だと考えているのは私だけでしょうか。
    皆さんのご意見をお待ちしています。
    最近、パソコンの調子が悪く、アップの時間がまちまちで失礼しております。                           
バックナンバーがご覧頂けるようなりました!