更新者専務
2006年8月22日(火) | ||
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好評サンバートラック4WD「ワンダフル」 | ||
バイオ燃料行く先険し | ||
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さてバイオ燃料、廃植物油の精製のお話です。この話題は何回も書いておりますが、実際にプラントを運営されているところへ現地取材したのは初めてでした。和歌山市の「I」石油さん、何でもネドの支援でプラントの実験をされているとか(さすが二階さん?)。プラントの建設にはネドさんが支援、地域の協力で家庭や企業から出た天ぷら油を集めて、脱化石燃料に代わるエネルギーを取り出されている。 現実は大変に厳しいのが実情とか。とにかく一定量を年間で確保するのが一番大変とか。それもストックすることが難しいらしい。時間がたつと化学変化するので集めてストックが出来ない。3ヶ月ぐらいで精製しても品質がおかしいとか。また精製後もすぐに使用しないとここでも化学反応で酸化してしまい、燃料として使用できなくなるらしい。さらに最近ではその廃植物油も高くなたとか。産廃業者から購入すれば1リットル35円ぐらいコストがかかる。これに精製経費を上積みしたらどうなるか。リッター100円を超してくる。現在でも軽油の価格と変わらなくなる。ならば限りなくゼロに近いコストで集めなければいけない。ここでは地域の協力で1リットル5円程度で集めている。 さて精製してバイオ燃料が出来たとしよう。これは販売は出来ないので自社で使用するのみなのだ。車にボイラーに発電に、とりあえず用途は色々とある。しかしその中でも車が一番厳しいのが現実だ。一番やっかいなのは燃料のふん詰まり、そうして燃料タンクやホースの劣化など、軽油では考えられない不具合が連続発生する。そうして一番厳しいのは、コモンレール式のディーゼルエンジンには不向き(使用が厳しい)なことなのです。ということは最近のディーゼル車には使用出来ないってことですわ。京都市の市バスやゴミ収集車の展開は、地元の企業三菱自動車工業の全面的な協力があっての成功例とか。現状では「バイオ燃料使用してますよ」を全面に出して環境への配慮を広告する。そうしてボイラーとか発電機などでは実際に充分使用が可能なので、まずそちらのエネルギーへの転化を計画するのがよいのかと思ったのでした。ちなみに弊社の工場も太陽光プラスバイオディーゼル発電で工場全体の電力をまかなうってのは現実的に可能かもしれない。そうしたらいざ災害時でも送電が無くても工場は稼動する。「災害緊急時対応工場」も夢ではなくなったかな。銭にはならんけれど、これからの取り組みの方向性はしっかりと見えてきましたで。 5月からは創業55年、お陰さまでGoGoありがとうキャンペーンを実施中でございます。
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ご意見がございます方はメールください。sayo5523@hm.h555.net ファックス0790-82-0319 弊社はホームページに「環境活動レポート」を公表しました。 環境イベントはどしどしとお声をかけて下さい。都合がつく限り参加させて頂きます。 皆様のご意見をお待ちしております。 これは会社とは関係が無く、私個人として毎日毎日ほざいています。 |
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