更新者 専務

2002年7月25日(木)

KOSUKUの売店で
 今は昔、阪神国に星野といふものおりけり。よその国からおいでになり、阪神国をようもまとめ上げたと思いけり。民たちも星野の神がおいでになったころは水を得た魚のように飛び跳ね、それはそれは怠らず努めに勤めた。おそらくこの頃じゃろうと推測するのじゃが、この勢いを歴史にとどめておこうと企てがされておったのじゃろう。時は過ぎうっとうしい梅雨の時期になった。星野の神も安泰の様子に思えたころじゃった、他国の攻めにいつぞやか負け戦が続きだしたのじゃ。暑い夏がやってきた。他国の攻めも中途半端ではなくなった。阪神国は相変わらず連戦連敗で、神も民も戦意を失ったかのように見えてきた。その時じゃ、本屋やキオスクといふ商いで「阪神タイガース(仮想)優勝記念特別号」なる書物が所狭しとおいてあるではないか。なんかむなしさを感じるではないか。もう後がないと聞く。巨人国とのいくさでもう最後なのじゃろうか。昔の阪神国にはもどってもらいたくないものじゃ。

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