更新者 専務

10月7日(日)


 日産・販売会社の悲鳴 

 10月は転勤・転属の季節である。もっとも最近のご時世、いつ何時何があるか分かりません。日産自動車もゴーンのおっさんが来てから、何でもありです。工場は売るわ、何万人とリストラするわ、手持ち株は売りまくり、仲の良かった富士重工まで付き合いやめるわ、トヨタでももっていない宇宙工学部門まで切り売りしてしまいました。はっきり言おう、あれなら小生にでも出来ます。さらに販売会社の統合合併、いや悪いことだとはおもっていませんよ。でもこれが現実、全国から聞こえてくる悲鳴をご紹介しましょう。
いまや国内第三位メーカーに落ちぶれた日産、販売会社はさらに厳しいリストラ中です。ある会社では拠点長会議でひとりがぽつり、「CA(カーアドバイザー)は減るし、書類が膨大で販売どころではない」と。その拠点長は1週間後、現場CAに降格とか。リストラは女子職員全員におよび、手が廻らなくなり、時間給2千円もする人材派遣に頼るバカみたいな人事。新型は次々出すもののパッとヒットしない現実。50歳を過ぎれは突然新給与体系とやらで、減給に次ぐ減給、「辞めろといわんばかり」社員の生活や幸せなんて、なぁーんにも考えていない。東京銀座からお越しのリストラ社長の指示で、むちまたムチ。
 私が心配するのは、親子3代日産の工場で働いてきた家族のこと、売れない車を人情と仲間たちで頑張ってきた長老たちの嘆き、前途揚々で入社してきた女子社員の悲鳴。
彼らが一同に口にする言葉「もう絶対日産なんか乗らない」と。本社関係のリストラ2万6千人、下請け工場計り知れず、販売会社はかりしれず、その家族の数だけ確実に販売台数にひびいている。100万台規模で影響するのは間違いないでしょう。日本人って欧米人のように、物事すべて合理的に運ぶすべ持ち合わせておりませんからね。私も日産にかかわってはやくも30年ですか、それでも好きなのかな日産が。私が売らなきゃ誰が売るの、なんてね。
今日も行く行く、日産のおっさん。
       をとついも 昨日もきょうも 苦戦すれ
                 明日こそ売るぞ この日産を
皆さんのご意見、お待ちしてます。間違いのご指摘など、よろしくお願いします。
    

バックナンバーがご覧頂けるようなりました!